" 修復歴に該当する修理なのかどうかがポイント

「事故に遭った車」が皆「修復歴車」になる訳ではない

事故を起こしたことのある車を査定、売却する時の一番のポイントは、

その車が「修復歴」に該当する修理を行っているかどうかです。

修復歴にならない程度の修理で済んだのであれば、事故に遭った事があっても「私の車は事故車なんだ」という引け目を持つ必要もありません。

では、「修復歴車」とはどんな場合をいうのでしょうか。


事故車イコール修復歴車ではない

「修復歴車」については、自動車公正取引協議会、日本自動車査定協会などが統一基準として定義しています。

具体的には「交通事故やその他の災害により、自動車の骨格等に欠陥を生じたもの、またはその修復歴のあるもの」と規定されています。

次の図はその引用ですが、事故などで①から⑦の部分に損傷があり、それを修復した車が修復歴車となります。


自動車公正取引協議会の基準であるということは、修復歴を隠して車を販売すると詐欺などの法律に触れるということになります。

修復歴がある車の場合は、業者オークションでも店頭販売でも修復歴車表示が義務付けられています。

修復歴とは何かをわかりやすくいうと、車の骨格部分、つまりフレーム関係に修復跡又は変形が有るか無いかということになります。

事故で壊れても車のフレームに影響を与える衝撃がなければ、それを修理しても修復歴車にはなりません。

「事故車」という言い方もあるので紛らわしいのですが、事故に遭って修理したことのある車がすべて修復歴車になるわけではないのです。

ですから、車の査定では一度でも事故を起こしたからこの車は事故車だと引け目に感じる必要はありません。

査定額に大きく影響するのは「事故に遭ったことがあるかどうか」ではなく「修復歴があるかどうか」なのですから。


修復歴車も商品として認められている

修復歴車について、自動車公正取引協議会、自動車査定協会、また中古自動車販売協会連合会などが定義して査定、販売を認知しているということは、

言い換えれば、修復歴があっても商品として立派に流通しているということです。

修復歴という定義は、壊れて商品にしてはいけない車の定義でなく、修復歴有りの表示付きで商品にして良いという車の定義です。

現在の修理技術をもってすれば、フレーム部分まで衝撃を受けた車でも何の仕様なく使える状態に修復できるということです。

現にプロの方の話を聞いてみても、通常の運転をしている限り修復歴車であっても車の性能には何の問題もなく、修復歴鑑定のプロでも乗っただけでは修復歴車だと分からないといいます。

かく言う私も、他人に車に乗せてもらった時、タクシーに乗った時など、知らないうちに修復歴車に乗っていたのかもしれません。


修復歴は素人では判断のしようがない

ネットを見ていると、車の査定の時、修復歴があれば自分から申告したほうが良いなどと言うコメントを見かけます。

でも良く考えてみると、プロでも乗っただけでは修復歴の判断が付かないくらいなのですから、素人では修復歴の判断は難しいのではないでしょうか。

大きい事故で修理費が多額だったとしてもフレーム部分までは傷んでいないかもしれません。

本当に修復歴にあたるのかどうかは査定士が実車を入念にチェックして初めてわかることです。

素人判断で修復歴になるだろうと判断して申告してみても何の益もないような気がします。

修復歴スレスレのような修理の場合はプロでも判断が分かれる場合があるそうですから、判断不能な素人が自ら査定に不利になるようなことを申し出る必要はないと思います。

別にとぼけるのではなく、「修理はしたが『修復歴』になるかどうかはわからない」と言うスタンスでいいのではないでしょうか。


まとめ

修復歴車はホイールアライメントが狂っていたりハンドル操作に違和感があったりなどというのはもう昔の話。

今では鑑定のプロでも乗っただけではわからないほど修復技術のレベルは向上しています。

軽度の修復なら価格の安い修復歴車はお買い得と言うプロの方も居られるくらいです。

ですから素人では自分の愛車の修理が修復歴に該当するのかどうかは判断できないと考えた方がいいでしょう。

インサイドパネルを溶接するなど誰が見ても明らかな場合は別ですが、そうでない場合は査定士の査定に判断をゆだねた方が賢明だと思います。

査定の結果修復歴に該当するとなったら、それはそれで事実だから仕方がないでしょう。

見に覚えのあることですから心の準備もできていることでしょう。

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